pHとカラーリング
ヘアカラーをする際にこんなお悩みはありませんか?
- 色が綺麗に入らない
- 染まりづらい
- 想像していた色と違う
- 色落ちが汚い
- 色持ちが良くない
- ブリーチが頭皮に沁みて痛い
- ブリーチして髪が傷む
- ツヤがなくなる
ポイントは「髪の性質」。
髪の性質を理解した上でカラーをすると、想像通りの色に染まるだけでなく理想的な髪色を長期間楽しめるようになります。髪の性質を理解しているかしていないかで、カラーリングの結果が大きく変わるのです。
髪とpH
髪の性質のポイントのひとつは、アルカリ性・酸性を表す数値のpH(ペーハー/ピーエイチ)。
髪の表面を覆っているキューティクルの状態はpHの指数によって変わり、酸性が強いと閉じてアルカリ性が強いと開きます。そのため、キューティクルが閉じている状態の弱酸性(pH4.5~5.5)が髪にとって最も健康的なのです。
髪とカラー剤
パーマやカラーリング剤には主に酸性とアルカリ性の2種類があります。
【酸性】
閉じたキューティクルの表面に薬剤を塗っているだけ。カラーをしても光が当たらないと染まっているのかわからないほど効果が出にくく、色持ちもあまり良くありません。
【アルカリ性】
キューティクルを開いてその中に薬剤を入れます。毛髪内部まで浸透するため、効果が出やすく綺麗に染まります。例えば、色をしっかり入れるために髪の色素を抜く(脱色する)ブリーチはアルカリ性が最も強い薬剤です。
アルカリ性の薬剤を使った場合、閉じるべきキューティクルは開いたまま。中まで浸透するもののキューティクルは開いた状態のため、色が抜けやすく長く持ちません。そのうえ、栄養分や水分まで流れ出てしまい、潤いやツヤ・ハリのないパサパサで傷みの目立つ髪になってしまうのです。
メラニン色素
髪を綺麗に染めるために必要な「ブリーチ」。
なぜブリーチをしなければ綺麗に染まらないのでしょうか?
その答えはメラニン色素が邪魔をしているからです。
「肌」「目」「髪」の色を左右する「メラニン色素」。メラニンは、主に以下の2種類があります。
・ユウメラニン(黒~茶)
・フェオメラニン(赤~黄)
日本人の髪にはメラニン色素が多く、中でもユウメラニンが多く含まれています。黒髪の方が多いのはそのためです。
では、海外の方はフェオメラニンが多いのかと言われると実はそうではありません。海外の方はそもそもメラニン色素が少ないため、目の色が薄くブロンドヘアの方が多くなる傾向があります。
メラニン色素の多い髪の方が海外の方と同じようにカラーを楽しむためには、ブリーチが必要なのです。
ブリーチ
メラニン色素の少ない髪はとても綺麗に染まります。そのためメラニン色素が多い髪の場合、この色素を壊して別の色を上から発色させるしかありません。
ブリーチ剤はメラニン色素を特に強く壊す役割を持っています。ユウメラニンは壊れやすい一方で、フェオメラニンは壊れにくくブリーチをしても赤みが残ってしまいます。赤系のカラーは一度で染まりますが、青系のカラーがうまくいかないのはそのためです。
染めたい色やメラニン色素の量によってブリーチの回数は変わってくるのです。
メラニン色素が多く含まれている髪の場合
- 暖色(赤、オレンジ)=ブリーチ1回
- 寒色(青、緑)=ブリーチ2回以上
※個人差があります。
リケラカラー
ブリーチはアルカリ性が強いため、髪にとって最も傷みやすい原因でもあります。
では、髪を傷めずにカラーをする方法はないのでしょうか?
そこで生まれたのが「リケラカラー」です。
リケラカラーには、一般的なカラーリング剤と完全に異なるポイントがあります。
それはキューティクルを閉じること。
1.アルカリ性の薬剤でキューティクルを開く
2.薬剤とトリートメントを入れる
3.キューティクルを閉じる
あえてアルカリ性の薬剤でキューティクルを開き、薬剤とリケラを奥まで浸透させます。髪を内側から整えるトリートメントのリケラには、キューティクルをくっつける役割のあるCMCを補修する効果があります。そのため、キューティクルが自然と閉じて健康的な髪の状態でヘアカラーをお楽しみいただけるのです。
綺麗な色で健康的な髪に
当ヘアサロンlamplight(ランプライト)では、色落ちもお楽しみいただけるように染めてから1ヶ月以上経過した状態の髪色も考えた上でカラーリングをしています。カラーリングをするとツヤが失われてしまうため、お客さまひとりひとりの髪質に合わせてトリートメントを使い分けています。20種類の中から配合していますので、染まりにくいなどお悩みの方はお気軽にご相談ください。
ヘアカラーの進化版
髪を染める際にこんなお悩みはありませんか?
- 染めるのに時間がかかる
- 地肌や頭皮に沁みて痛い
- 均一に染まらない(ムラができる)
これらの問題を解決するために開発されたのが、リトル・サイエンティストの新たなトリートメント「カラープロモーション」。
髪の成分であるCMCには強力なバリア機能があり、カラーリング剤を毛髪内部まで浸透させるにはこのバリアを超えなければいけません。カラープロモーションにはバリアCMCの性質を変える効果があるため薬剤が奥まで浸透し、短時間で毛髪の深部までしっかり均一に染まります。
また、「沖縄県多良間島の黒砂糖」「宮古島のコシロノセンダングサエキス」「宮崎県のキハダ樹皮エキス」に含まれているさまざまな成分が頭皮への刺激を和らげます。
頭皮と髪を保護しながらカラーリング剤の浸透性を向上させた新しいトリートメントです。ぜひlamplightでお試しください。